それでも買ってしまったときにすべきこと
どんなトラッカーにも失敗状態があり、それをどう扱うかによって、6週間後もまだそのトラッカーを使っているかどうかが決まります。連続記録アプリにとっては1日抜けることです。家計簿にとっては予算オーバーすることです。この方法にとっては、見送るつもりだったものを買ってしまう瞬間です。
短い答えは、何も起きないということです。この記事は、なぜ「何も起きない」が正しい量なのかについてです。「何も起きない」というのは、他の選択肢が実際に人に何をしているかを見るまでは、単なる言い逃れのように聞こえるからです。
仕組みのうえで何が起きるか
テイクアウトを見送るつもりでした。それでも注文してしまいました。
記録すべきDiffはありません。使うつもりだった金額と実際に使った金額のあいだに差がないからです。だから記録もありません。その週の合計はさっきまでとまったく同じ場所にとどまり、次に何かを見送れば、そこからまた増えていきます。
これが仕組みのすべてです。マイナスの数字も、ペナルティも、途切れる連続記録も、つまずきについての通知も何もありません。1週間の最低値はゼロです。
なぜ引き算しないのか
もっともな疑問で、本気で答える価値があります。合計が自分の行動を反映するものだとしたら、悪い決断はそこからマイナスされるべきではないでしょうか。
いいえ。理由は2つあります。
この数字はレシートです。 安いほうを選んだことによって貯まった金額を示しているだけです。テイクアウトに使ったお金は、先週の火曜日に貯めた8,000円を「貯めなかったこと」にはしません。テイクアウト代を引いてしまうと、この数字はまったく別の意味、だいたい「純資産」のようなものになってしまい、純資産は銀行がすでに教えてくれていて、そのために別のアプリは必要ありません。
下がり得る数字は、避けたくなる数字です。 こちらが実務的な側面です。トラッカーが悪い知らせを届けられるようになった瞬間、トラッカーを開くことがリスクになります。人は開かなくなり、そして記録もしなくなり、そうなればそのツールはあなたについて何も知らないままです。開かれないトラッカーは、削除されたのと同じです。
比較すればはっきりわかる
3つのトラッカーに同じ2週間を与えてみましょう。11回の良い決断のあとに、1回のつまずきがある2週間です。
連続記録トラッカー。 11日分がゼロにリセットされます。その11日は画面から消えます。ほとんどの人はやり直しません。やり直さないのは正しい反応です。ツールがいま、その11日間の努力は無価値だったと告げたばかりだからです。
家計簿アプリ。 カテゴリーが赤くなり、その月は「予算オーバー」とラベルが付きます。11回の良い決断は取引を何ひとつ生まないので目に見えず、画面に残るのは失敗だけです。
お金の合計。 32,000円のまま変わりません。つまずきは単にそこにないだけで、11件の決断はすべて金額とともにそこに残っています。
この3つのうち、調子の悪い週にも自分から見ようと思えるのはひとつだけであり、そして調子の悪い週こそが、トラッカーを見ることが本当に大事な瞬間です。
「少なく使う」場合はどうなるか
少なく使うのは、いちばんよくある成功のかたちです。多くのトラッカーはこの成功を表現できません。
9,000円の予定が4,000円で済めば、5,000円のDiffです。マチネの回、プライベートブランド、小さいサイズ、修理して買い替えないという選択、そのすべてがきちんと数えられます。この方法が記録するのは差額だからです。
白黒はっきりしたノースペンドトラッカーなら、その日を「台無しになった日」と呼びます。実際には5,000円の日です。
この方法は甘すぎるのではないか
この方法への疑念の裏にあるのは、下振れのないトラッカーは行動を変えないのではないかという心配です。実際には見落とされがちな理由で、その逆のことが起きます。
罰を与えるトラッカーのもとでは、つまずいたあとのインセンティブは記録をやめることです。記録するとつまずきが本物になってしまうからです。この方法には隠す理由が何もありません。隠すべきものが何もないからです。だから記録は正直なままであり続け、正直な記録だけが、何かを実際に変えることができます。
この方法がかけているプレッシャーは、完全に前向きなものです。大きくなっていくのを見たくなる合計です。このプレッシャーで十分であることがわかりますし、尽きることもありません。
調子の悪い週に、具体的にどうするか
- その買い物については何も記録しない。 記録すべきことは何もありません。マイナスの記録を作らないでください。
- 良かったものは引き続き記録する。 調子の悪い週にも、たいていうまくいった決断が3、4件はあり、その決断はきちんとカウントされます。
- 何もやり直さない。 やり直すものがそもそもないからです。やり直しがないことが連続記録との違いであり、まさにここがいちばん大事なポイントです。
- 1か月単位で見る。 1週間だけではノイズにしか見えません。 1か月なら傾向として見え、その傾向こそが、自分について本当に言えることです。
Keep the Diffは、この考え方をもとに最初から作られています。家計簿もなく、連続記録もなく、マイナスの記録もなく、アプリのどこにも「不承認」を表す色はありません。iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Windows、Androidで無料です。 ブラウザで試すことができ、使いすぎたときに何が起きるかも含めて確認できます。
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