買い物の24時間ルール
24時間ルールは、衝動買い対策としてこれ以上ないほど単純な方法です。必需品ではないものが欲しくなったら、1日待ちます。それでも翌日まだ欲しければ、買います。
これほど単純な割には驚くほどうまくいきます。ただし、ある部分が欠けているせいで、多くの人が結局続けられなくなります。この記事はその欠けている部分についてです。
なぜ1日で十分なのか
「買いたい」という衝動と「持っていたい」という気持ちは、同じ瞬間にやってくる別々の感情で、長続きするのはそのうちの一方だけです。
衝動は、今その場の状況への反応です。お店、開いたままのタブ、おすすめ表示、今夜で終わるセール。鋭く、具体的で、その場を離れればたいてい数時間以内に自然と消えていきます。一方「持っていたい」という気持ちはもっとゆっくりしていて、ずっと安定しており、翌日になってもまだそこにあります。
1日待つのは、最初の感情をやり過ごして、二つ目の感情が本当に存在するかどうかを確かめるためです。たいていの場合、二つ目の感情は存在せず、退屈な20分をやり過ごしたかっただけだったと気づきます。
このルールが機能しない場合
あらかじめ知っておく価値のある3つのケースがあります。
- 本当に期限があるとき。 本当にセールが今夜で終わり、その商品が元々買うつもりだったものである場合もあります。このルールはこのケースには答えを持っておらず、本物の期限を偽物扱いすることにも、それなりの代償があります。
- ルールが単なる「先送り」になる場合。 1日待って、結局買って、また繰り返す。どちらにしても購入は起こり、ただ1日遅れただけで、しかも今度は「よく考えた」気分になってしまいます。先送りは一番気づかれにくい失敗パターンです。
- 少額の買い物。 500円のコーヒー1杯のために1日待つ人はいませんが、実際のお金の多くはこうした少額の決断の積み重ねです。まれにある大きな買い物だけを対象にしたルールでは、実際にお金が出ていく場所を見逃してしまいます。
ほとんどの人が抜かしているステップ
このルールがうまくいったときに何が起きるか見てみましょう。欲しいものがある。1日待つ。翌日、もう欲しくない。そして、何もしない。
この「何もしない」が問題です。購入すればレシートが残り、明細に記録が残り、玄関に荷物が届きます。買わなかった場合は何の痕跡も残りません。つまり24時間ルールがうまくいった結果はまったく目に見えず、うまくいかなかった結果は目に見える新しい物として残ります。
この状態を1か月続けると、正直な感想としては「このルールはあまり効果がなかった」というものになりがちです。手元にある証拠が、失敗した回のものだけだからです。
抜けているステップは、その決断を記録することです。使うつもりだった金額と、実際に使った金額 (たいていゼロ)を書き留めます。そうすれば、待つという行為が何かを生み出すようになります。数字が、しかも積み上がっていく数字が生まれるのです。
記録すると何が変わるか
2つのことが変わり、2つ目のほうが見た目以上に大きな意味を持ちます。
まず、この方法が目に見えるようになります。3,000円を9回待てば27,000円がまだ手元にあるわけで、その合計を実際に見ることが、「このルールは効いている気がする」と「効いているとわかっている」との違いを生みます。
次に、誘惑を感じた瞬間にすべきことができます。意志力に関するアドバイスは「じっとして我慢しろ」と言うものですが、じっと我慢するのは大変ですし、「何もしないこと」を練習するというのは奇妙な話です。決断を記録することは行動です。数秒で終わり、記録すると、その瞬間は「失敗するかもしれないテスト」から「たった今やったこと」に変わります。
同じ考え方は、英語版の記事買わなかったものを記録して衝動買いをやめるでさらに詳しく扱っています。
実際にやってみる価値のあるバージョン
- 何かが目に留まる。まだ買わない。
- 使うつもりだった金額を書き留める。その場で10秒。
- 1日待つ。
- それでも欲しければ買う。何も悪いことは起きていません。このルールが意図どおりに機能している状態です。
- 欲しくなければ、実際に使った金額(ゼロ)を記録して、その差額を自分のものにする。
4番目のステップは5番目と同じくらい大事です。買ってしまうことを「失敗」扱いするルールは、いずれ使わなくなります。遅かれ早かれ、あなたは何かを買うことになるからです。24時間ルールは、自分が抱いている2つの感情のうち、どちらが本物なのかを見極める方法です。
Keep the Diffは、まさにこの2番目と5番目のステップのために作られたアプリです。使うつもりだった金額と実際に使った金額を記録すると、その差額が「貯めたお金」として記録されます。 iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Windows、Androidで無料で使え、銀行口座との連携もアカウント登録も不要です。まずはブラウザで試してみることもできます。
あわせて読みたい
- 10万円貯めるのにどれくらいかかるか
- 1月のノースペンドチャレンジは、前もって計画する
- Copilot Moneyの代わりを探しているなら
- EveryDollarの代わりを探しているなら
- Goodbudgetの代わりを探しているなら
- Mint終了、あの人たちは結局どこへ行ったのか
- Monarch Moneyの代わりを探しているなら
- PocketGuardの代わりを探しているなら
- Rocket Moneyの代わりを探しているなら
- YNABの代わりを探しているなら
- それでも買ってしまったときにすべきこと
- キャッシュスタッフィングと、それでは記録できないもの
- ノースペンドチャレンジとは
- ノースペンドチャレンジアプリ比較:本当に見るべきポイント
- ノースペンドマンスが終わったあと
- ノーバイヤーとノースペンドマンス、ローバイの違い
- パートナーと行うノースペンドチャレンジ
- リバース家計簿:家計簿なしで貯める方法
- 家計簿なしでお金を貯める方法
- 支出トラッカーと貯蓄トラッカー、本当に必要なのはどちら
- 本当に役立つノースペンドチャレンジのコツ
- 衝動買いが実際いくらのコストになっているか調べる
- 買わないことで実際いくら貯まるのか
- 買わなかったものを記録して衝動買いをやめる
- 連続記録に頼らないノースペンドチャレンジ
- 銀行連携なしのMintの代わりを探しているなら
- 銀行連携なしの家計簿アプリ
- 銀行連携なしの支出トラッカー